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ご挨拶

社会福祉法人 養德園
理事長 野沢浩尉


「養徳器成」
60周年、思いを新たに
心豊かに、人から慕われる人に、育みます。


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養徳園が創立60周年を迎えることになりました。
これも地域の皆さん、ボランティアの皆さんのご支援、
ご協力のおかげだと思っております。

60周年と聞いて、先ず思い出すのは、前理事長の苦労話です。
金物商を営んでいる本人が、 私財を投じて、次代を担う
子ども達のため、 養護施設を設立しようとしましたが、
福祉にかける情熱とは裏腹に、社会の反応は冷たかったようです。


一介の商人が施設を作るというのは稀でした。
「仏教の慈悲の心」や「キリスト教の博愛の精神」が
背景にあり、社会福祉事業がまだ慈善事業の域を出ておらず、
厚生省に請願に行き、やっと設立の許可が得られたと聞きました。
継続することも大切ですが、形のないものを、 形にするという難しさは、
言葉に言い表せない苦しい思いをしたと思います。

昭和32年11月26日、栃木県児童相談所より
6名の児童をお預かりし、スタートしました。
現在は当時と較べ社会情勢は大きく変わりました。
虐待、不登校、いじめ、引きこもり、と言うような言葉は
なかったようです。

そして、養徳園での生活経験のある総合施設長のもと、
仕事熱心、思いやりのある優秀な職員に支えられ、
福祉の増進を図って来たようです。

氏家町で運営してきました「氏家養護園」を受け入れ、
「児童家庭支援センター」、 フルタイムで受付する
「電話相談室」「氏家南小学校学童保育」、
それに「子ども食堂」と進めて頑張ってきました。

60年。人の年齢で言うと還暦に当たります。
60年で再び生まれた年の千支に還るとあります。
その意味で本日は養徳園の再出発の日でもあります。
玄関の所に「養徳器成」の看板があります。
これは前理事長の方針です。
心を豊かにし、人から慕われる人に、育ててほしい、
という願いがあると私なりに解釈しております。

そして、「明るく、素直に、あたたかく」をモットーに、
これからも、驕ることなく、本日の再出発の日にあたり、
ご支援、ご鞭撻をいただけますようお願い申し上げまして
ご挨拶にいたします。

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養徳園がめざしていくもの

社会福祉法人養徳園 総合施設長
児童養護施設養徳園 園長 福田雅章


24時間、365日、
熱い想い、高い専門性で
子どもの養育にあたり、
自立までのプロセスを見守ります。


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創立60年を無事に迎えられたことを、創設者である野沢益治先生に
ご報告すると共に、これまで養徳園を支えてくださった支援者の皆さま、
関係機関の皆さま、そして地域の皆さまに厚く感謝申し上げます。
また、養徳園の子どもたち、OB・OGの皆さん、役員の皆さん、
この困難な仕事に従事してくださった旧職員、そして現職員の
皆さんとともに、60周年の喜びを分かち合いたいと思います。


本来ならばこうした式典の際には感謝状授与のセレモニーが
あるものなのですが、あまりに多くの方々にご支援を受けている
現状で、またその善意には重い軽いはないと判断いたしまして
感謝状の授与は行わないこととしましたのでご理解ください。

ただ、養徳園では15年前、ある子どもの短大進学を機に
大学進学等助成基金を設立しました。
この基金には多くの方々からの浄財が寄せられておりますが、
とりわけエマールグループ代表の早坂秀樹様、西那須野ロータリークラブ様、
福田和正様、中村信也様、青木茂幸様、鷹栖律子様、渡辺誠一様からは
多額のご寄付があったことをご報告させていただきます。
お陰様でこれまでに10名の子どもが大学進学を果たし、
現在も5名が在学中であり、子ども達の未来を開いていくうえで
大きく役立っていることに改めて感謝申し上げます。

さて、養徳園は、戦後のベビーブームを経て、
敗戦の傷がまだ十分には癒えていない昭和32年11月26日に、
6名の子どもをお預かりしたことに始まります。
以来、措置された児童数は626名、一時保護で利用した児童数は
延べ144名にのぼります。

私は、昭和41年5月に152番目の子どもとして入所しました。
当時の養徳園は定員40名で居室は4部屋。
一部屋に10名の子どもが押しあいへしあいの生活をしていました。

私が養徳園に奉職したのが平成5年4月ですが、当時の入所児童はわずか20名。
バブルもあり平成の初めは施設に入所する子どもが減った頃で、
「養護施設の戦後の役割は終わった」 とも言われました。
養徳園の未来を託された私は、入所児童の少なさ、そして児童福祉の貧困さに、
ひとり荒野に立たされた思いでした。

その後、児童虐待の顕在化もあって入所児童数は増え、
平成19年にはさくら市が運営していた氏家養護園を譲り受け、
法人として合わせて104名の子どもを受け入れる規模となりました。
児童養護施設は今、小規模化·地域分散化の流れの中にありますが、
養徳園ではいち早くこれに取り組み、現在は52名の子どもが8つの
グループに分かれて生活しています。

創立60年の節目にあたり、これからの養徳園は、
2つの重要課題に取り組んでいきたいと思います。

ひとつは養育の質の向上です。 今日施設にやってくる子どもは
虐待の影響から情緒面に複雑な課題を抱えています。
求められているのは、生活のいとなみを大切にし、
子ども個々のニーズに丁寧に応えていく養育です。
家庭の養育力の低下が叫ばれる中、地域社会に対しても
「養育のモデルを示せるような水準」を目指していきたい
と思います。

次に地域の子育て支援への参画です。
一昨年より県内初の児童家庭支援センター(ちゅうりっぷ)を
開設し、現在、さくら市を中心に10の市町と
子育て短期支援事業(ショートステイ、トワイライトステイ)の
契約を結び、困難を抱えた家庭のお子さんを短期間お預かり
するなどの子育て支援を展開しています。
また、今年度からはさくら市から南小学童保育センターの運営を
委託され、さらに子ども食堂をスタートさせるなど、
地域の子育て支援の一翼を担うようになり、地域からは
「養徳園があってよかった」 との声が聞かれるようになってきました。

養徳園が抱える人材は、子どもへの熱い思いと高い専門性を備え、
24時間、365日、休むことなく子どもの養育にあたっています。
養徳園では、数多の子どもたちを育て自立までのプロセスを
見守り、大きな困難を抱える親たちを支援してきました。

これからも、 施設がもつ機能と、60年にわたって培ってきた
ノウハウをすべての子どもの福祉のために活かしていきたいと思います。
最後に、これからも我が養徳園にご支援、 ご鞭撻いただけますよう
心よりお願い申し上げましてごあいさつとさせていただきます。

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法人名

社会福祉法人 養徳園

設立

昭和32年11月

所在地

栃木県さくら市喜連川1025
理事長 野沢浩尉
総合施設長 福田雅章
TEL

028-686-2239

FAX

028-686-2595
E-Mail yohtokuen@nifty.com

事業内容

  • 児童養護施設
  • 児童家庭支援センター
  • 子育て支援短期利用事業
  • 学童保育
  • こども食堂
  • 学習支援
  • いばしょ作り
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昭和32年(1957年)創設。
地域密着で60年、
子育て支援をサポートしています。
養徳園のこれまでの歴史を
ぜひご覧ください。

法人組織図・事業計画・報告

養徳園法人組織図(2020年8月現在)

定款

現況報告書

役員等の報酬及び費用弁償に関する規程

2016第三者評価結果報告書

〈平成31年度〉

事業計画・事業報告・収支決算報告

〈平成30年度〉

事業計画事業報告収支決算報告


実習・ボランティア・寄付・
その他ご相談など

お問い合わせはこちらから
tel.028-686-2239

すべての子供たちの権利擁護と
健全育成をめざして

栃木県さくら市喜連川1025
TEL.028-686-2239
FAX.028-686-2595

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